日本で勢いに乗っているesportsであるPUBG!!
今回はPUBG観戦をこよなく愛する筆者が、PUBG esportsより楽しむ為のガイドを作った。
まずは、日本編から行ってみよう!!!!!
[PUBG esports]の日本の立ち位置
王者「LoL」など無数にあるesportsタイトルの中、esports識者やマニアから高い評価を得ているタイトルが「PUBG」である。
チーターが大量発生した全盛期から、プレイヤー数は減少したが、esportsの視聴者は増加の傾向にある。
PUBGは「ゲームとしてのタイトル」から「esportsとしてのタイトル」に変化したのだ。
プレイはしないが、試合の視聴だけする「観戦勢」の多さは随一だ。twitterなどで検索すれば分かる。
PUBGの強み
- 高い同時視聴者数 (2019年最高 19,627人)
- 多数の大規模大会が開催 (【PUBG JAPAN SERIES】,【TechnoBlood CUP】,【Predator League】など)
- 多数の大会スポンサー (SAPPORO,KFC,ZOZOTOWNなど)
- 厳正な運営陣
- 視聴者も楽しめる番組作り
- 視聴者の民度は良い方
![pjs-spon](https://esports-doga.com/wp-content/uploads/2120/02/pjs-spon.png)
「PJS」とは
![pjs-logo](https://esports-doga.com/wp-content/uploads/2120/02/pjs-logo.png)
PUBG JAPAN SERIESこと、「PJS」はDMMが主催する日本唯一の公式リーグである。
2018年2月から始まったα、βリーグを経て、2年の成長を遂げた「PJS」はesportsとしても息の長い大会だ。
開催期間が長ければ長いほど、視聴者も飽きて離れていくのが通常ではあるが、「PJS」今でも徐々に規模を拡大している。
その秘訣には2つある。
「esports」ならではの楽しい構成
魅せる試合作り
見栄えという点でPUBGの最大の弱点は、序盤の武器漁り&ポジショニングフェーズの華の無さである。
しかし、「PJS」ではこの時間を選手やチームの紹介に充てることで視聴者と選手の距離を近づけた。
![introduce](https://esports-doga.com/wp-content/uploads/2120/02/introduce.png)
そして展開が激変する終盤では、チームのボイスや選手視点へのカメラの切り替えなどで臨場感を高める。
![segment-camera](https://esports-doga.com/wp-content/uploads/2120/02/segment-camera.png)
こうして、最初から最後までチョコたっぷりな試合を視聴者に提供しているのだ。
視聴者が参加できる勝利予想
![readon](https://esports-doga.com/wp-content/uploads/2120/02/readon.png)
「PJS」では、試合開始前に視聴者がドン勝するチームを予想できるシステムがある。
一試合のドン勝予想的中者は抽選でスポンサーのグッズが貰える。
今シーズンはKFCの1000円クーポン!!!
更に日毎の最多的中者は抽選で2名に「ACER NITRO XF2」
なんとゲーミングモニターが貰えるのだ。
投げ銭をした人の名前がクレジットに載る
ライブ配信プラットフォームは基本的に投げ銭機能がある。
PJSはこうした投げ銭に対し、シーズン最後の格好いいエンディングでサポーターとして名前を表示する様にしている。
何気ない工夫ではあるが、サポーターとしてはこうした感謝によって、「自分たちも支えている感」を得ることができるだ。
厳格な運営を心掛ける
「ゲーム」から「esports」に昇華させるということは、プレイヤーの意識も「ゲームがうまい人」から「選手」にならなくてはならない。
この部分がなあなあでは、競技としてもエンターテイメントとしても人を引き込む美しさに欠けるのだ。
その点、「PJS」のペナルティは厳格だ。年々厳しくなっている。
徐々にペナルティを受ける者も減ってきている。
こうした所から「プロ意識」というものは形成されれていくのではないだろうか。
ただesports全体にも言えることだが、選手のSNSでの意識はまだ低い。
観戦プラットフォーム一覧
ここまでの「PJS」のあらましを見て、一人でも興味を持って頂けたら幸いだ。
次は、「どこで見られるんだ!!」 「どうやって見るんだ!!」
となるはずだ。
ここでは見方を簡単に解説しよう!!!
大会配信サイト
一番スタンダートな見方は、純粋に大会配信を見ることだ。
面白いシーンによっている為、初心者には入りやすい。
観戦プラットフォームは「YouTube」か「twitch」が主流
![](https://static-cdn.jtvnw.net/ttv-static-metadata/twitch_logo3.jpg)
マップ配信
だんだん見ていく内に、「何であのチームはこういった戦略を取ったのか」など気になっていく。
そんな時にはマップ配信!!!
チームの動きが俯瞰的に見れる為に、プロの動きを学んでより上手くなりたい人や余すところなく楽しみたい人には、大会と複窓で視聴するのがおススメだ!!
スクリム(練習試合)配信サイト
更にのめり込んで、チームの新体制や練習の風景を楽しむにはスクリム配信を見るのがいい。
スクリムと言えども、クオリティーはなかなか良い。
こうした練習を公開することに対しては、賛否両論意見がある。
個人配信
![pc-haishin](https://esports-doga.com/wp-content/uploads/2120/02/pc-haishin.png)
もう沼から抜け出せない人には、選手の個人配信をおすすめする。
大会では見れない選手の一面が見える。
「YouTube」、「twitch」、「OPENREC」、「Mildom」などで見ることができる。
今シーズン注目ポイント
ここでは今シーズンである、SEASON5を楽しむ為に抑えておきたいポイントを軽く紹介しよう。
大規模選手移籍
2019と2020をまたいだ為か、今回は大規模なチームの入れ替えを行ったチームが多かった。
Crest Gaming Xanadu (半分入れ替え)
![Crest_Gaming_Xanadu](https://esports-doga.com/wp-content/uploads/2120/02/4387fd1411b6d638e86dc77774ccbd63.png)
Dep選手、Fhy選手 → Ruytv選手、eguto選手
日本最強のエイムの持ち主としても名高かったDep選手は、一旦競技シーンから身を引く決断を下した。
加入選手は正直かなり異色ではあるが、納得できる布陣だ。
特にeguto選手の活躍が光っている。
Zoo Gaming / Penguin (半分を入れ替え)
![zoo](https://esports-doga.com/wp-content/uploads/2120/02/MFlcZGyT_400x400.png)
Ruytv選手、vuelo選手(現DragonKing選手)→(Yakky選手、JapanNo1選手)
Zooを最初期から支えたRuytvが遂に去る決断をした。
新生のSHEVA Zooはどんな色を見せるだろうか?
Rascal Jester
![Rascal_Jester](https://esports-doga.com/wp-content/uploads/2120/02/Rascal_Jester.png)
MUSHAMARU選手→oka選手
Rascal Jesterと共に世界に行ったMUSHAMARU選手はロースターから外れることになった。
その穴を埋めるのはoka選手だ。
チーム全体としては安全地帯に嫌われる展開が多い為か、ムーブが上手くいっていないのか、厳しい展開が続いている。
ELEMENT.36(元Team RAYZE)
![Element36-logo](https://esports-doga.com/wp-content/uploads/2120/02/Element36-logo.png)
JapanNo1選手→Sylphia選手
新加入とは思えないくらい馴染んでいるような気がする。
終盤まで生き残っていることが多いことが安定した強さの所以だろう。
ただ、最後の最後の詰めで崩れることが唯一の欠点だ。
SunSister
![SunSister](https://esports-doga.com/wp-content/uploads/2120/02/SunSister.png)
Fhy選手加入
gabha選手が一旦inactiveになった為、Fhy選手が加入する運びとなった。
加入当初は目も当てられないくらいバラバラな状況であったが、新シーズンまでにかなり仕上げてきた。
Fhy選手の活躍も見られるようになってきた。
BLUE BEES
![Blue_Bees_2019](https://esports-doga.com/wp-content/uploads/2120/02/Blue_Bees_2019.png)
ShowK選手→DragonKing選手
DragonKing選手のDMRが火を噴く!!!
チームとしては、格段に強くなっているはずなのだが・・・
コロナウィルス
![virus](https://esports-doga.com/wp-content/uploads/2120/02/virus.png)
コロナウィルスの影響は画面の中まで届いているのだ・・
「PUBG Global Series: Berlin」や 「Asia Pacific Predator League 2020」が延期された。
Asia Pacific Predator League 2020 はあまり対戦経験が少ない東南アジア勢と戦う貴重な機会であったのだが・・・
未だ、PGSがいつ開催されるのかは決まっていない・・
Par戦は解説者が公募!!
esportsの面白さに占める実況の力は大きい。
しかし、日本esportsシーンでは上手な実況者・解説者の数が少なく、ほとんど同じ人達で回しているのが現状だ。
esportsを盛り上げるには、より面白くできる実況解説が多い必要がある。
その為にも今回の試みは新たな可能性を試すいい機会だ。
Grade1も二日間はオンライン試合に
オフライン経験が乏しい選手にとっては嬉しいことなのかも知れないが、世界大会は全日オフラインなので結局は慣れる必要がある。
また、ゴースティングへの警戒は十分しなくてはならない。前例があるので・・・
注目チーム
DetonationGamingWhite
![DNGW](https://esports-doga.com/wp-content/uploads/2120/02/DNGW.png)
日本でも大量キルドン勝を取れるという事を証明した歴史的一戦
![](https://static-cdn.jtvnw.net/ttv-static-metadata/twitch_logo3.jpg)
![](https://esports-doga.com/wp-content/uploads/2020/02/image-1.png)
PWIやスクリムを見ている限りは、一番高い水準で安定している。前シーズンは伸び悩んでいたが、今のまま戦うことが出来ればトップ争いに加わることが出来そう。
Machao選手の調子が最近良いのも注目ポイントだ。
ELEMENT36
![ELEMENT36](https://esports-doga.com/wp-content/uploads/2120/02/ELEMENT36.png)
諸事情によって解散になったTeam RAYZEのメンバーで構成されている。
昨年はG2に落ちるなど苦汁を舐めさせられたが、現在の完成度はなかなか高い。
チームとしてはかなり高い水準で安定している。新加入のSy1phia選手も違和感なく馴染んでいる。
またエイム強者が集まっている為に爆発力は非常に高い。
虎視眈々とトップを狙っている。
BlueBees
![bb](https://esports-doga.com/wp-content/uploads/2120/02/bb.png)
![](https://static-cdn.jtvnw.net/ttv-static-metadata/twitch_logo3.jpg)
世界大会で初めてドン勝を取った日本チームである。
チームとしての完成度はかなり高い。 新加入DragonKing選手(元vuelo)の中距離の強さもチームを助けている。
ただ直近のスクリムは成績が振るっていない。
また前回シーズンもスクリムの成績はダントツに良かったが、本戦では世界大会進出に届かなかった。
こうした「勝負弱さ」を払拭できたか非常に見物だが、現状は・・・・
ただ、まくれる力はあると私は思う。
注目選手
Rio01選手、CrazySam選手などは大人気の為、知っている人も多いだろう。
今回は軽く触れるに留める。
Rio01選手
流星の如く現れたCrest Gaming Xanaduを一気に世界に運んだ立役者だ。
最終フェーズでの1on3クラッチは有名。
CrazySam選手
プロ選手では恐らく一番配信で人を集めている。
立ち回りの上手さと勝負強さで多くの名シーンを作ってきた。
ハンドガンを愛している。
次に紹介する選手も決してマイナーであるという訳ではないので、ご了承を(笑)
SSeeS選手
恐らく一番、プロからの評価が高い男だ。
とにかく何でもできる。
終盤まで生き残っているシーンをよく見る。
今シーズンは少し苦戦しているように見える。
基本的に謙虚なのもいい。
Wesker選手
野良連合時代から、その強さに陰りはない。
Rascal Jesterへの移籍は中々衝撃であったが、今ではかなり馴染んでいる。
今シーズンでもこの男の粘りがチームを支えている。
Brost選手
ことファイトという点では、かなり多くの頻度で見せ場を作っている。
そして、しぶとい。
「SengokuGaming」の爆発力には欠かせない人物だ。
amonot選手
![](https://static-cdn.jtvnw.net/ttv-static-metadata/twitch_logo3.jpg)
あらゆる点に置いて高い水準のパフォーマンスを見せてくれる選手だ。
スタッツなどを見ればわかる。
Rio01選手やCrazySam選手の様な華はないが、大事な局面を動かすキーパーソンになることが多い。
oka選手
最近は加藤純一の配信に参加することによって、配信で人を集めることに成功した。
「傭兵」として知られている。
上位クラスの実力を持つが、同じチームに留まることは少なく転々としている。
今シーズンではRascal Jesterで参戦。はやくも光る部分が見えている。
現状から見える勝利予想
![pjs-rank-1](https://esports-doga.com/wp-content/uploads/2120/02/pjs-rank-1.png)
![pjs-rank-2](https://esports-doga.com/wp-content/uploads/2120/02/pjs-rank-2.png)
今はSengokuが頭一つ抜けているが、Sengokuは二日目以降一気に失速ことが多々ある為、まだ安心とは言えない。
私個人の予想では、DGWやE36などの「あと一歩で追いつける」状況の方が精神的には実力を発揮しやすい為
本命DGW、次点E36だ。
もし、このままSengokuGamingが独走を続けるなら、かつてない強さを持つ日本チームと言っても過言ではない。
次回は「世界のPUBG事情」!!!
![world-map-hands](https://esports-doga.com/wp-content/uploads/2020/03/world-map-hands.png)
この記事で、ある程度は日本のPUBGの面白さは伝わったと思われる。
だが・・・・・
世界はもっと面白いぞ!!!!
PUBG esportsが一つのエンターテイメントになっていて、とんでもなく実力レベルが高い!!!!
見応えが抜群なのだ!!!
事実、私も気づいたらどっぷりだ(笑)
次回は、そんな世界のPUBG esportsの魅力を余すところなく伝えよう!!!
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