激変するゲーム配信市場を分析!!その傾向と特徴とは? 2020年Q3編

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今回は「配信技研」の2020年Q3のデータを元に、日本のゲーム配信市場を世界と比較しつつ、特徴や傾向を分析した。

【YouTube】ゲーム配信で成功する為に!! ランキングから世界と日本の配信市場の動向に迫る!!

2020年Q1~Q2のゲーム配信市場動向

情報ソース

配信技研
個人が発信する文化の時代へ。 インターネット技術により表現力は増幅されました。 個人が多くの支持を得て時に巨大メディアを上回る昨今、 我々はコンテンツの価値を再構築します。 「ライブ配信」という新しいメディアは、 元来あるべき自由なコミュニ...

・ランキングの指標は、平均同時接続数ではなく総再生時間。
・ゲーム以外の配信時間は含まれない。

7月のランキング

タイトル

配信技研NEWS:日本ライブ配信視聴ランキング (ゲーム) 2020年7月 — 配信技研
こちらは Giken Access から集計した、日本語で発信されているゲームカテゴリのライブ配信から、視聴時間順に上位20タイトルを抜粋したものです。期間は2020年7月1-31日となっています。 Apex Legends eBASEBA...
  1. Apex Legends
  2. eBASEBALLパワフルプロ野球2020
  3. Minecraft
  4. Dead by Daylight
  5. フォートナイト
  6. Shadowverse
  7. ARK: Survival Evolved
  8. VALORANT
  9. リーグ・オブ・レジェンド
  10. あつまれ どうぶつの森
  11. Ghost of Tsushima
  12. PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS
  13. IdentityV 第五人格
  14. モンスターストライク
  15. Getting Over It with Bennett Foddy
  16. 荒野行動
  17. ポケットモンスター ソード・シールド
  18. 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
  19. The Last of Us Part II
  20. スプラトゥーン2

配信者

配信技研NEWS:日本ゲームカテゴリ 2020年7月 ライブ配信視聴ランキング (チャンネル) — 配信技研
こちらは Giken Access から集計した、日本語で発信されているゲームカテゴリのライブ配信から、視聴時間順に上位20チャンネルを抜粋したものです。期間は2020年7月1-31日となっています。 集計は載っているもの以外のプラットフォ...
  1. jun channel
  2. kuzuha channel
  3. fps_shaka
  4. アイドルマスターチャンネル
  5. stylishnoob4
  6. 渋谷ハル
  7. pekora ch. 兎田ぺこら
  8. モンスト(モンスターストライク)公式
  9. むてきまるちゃんねる -mutekimaru channel-
  10. 勇気ちひろ
  11. korone ch. 戌神ころね
  12. spygea
  13. kato_junichi0817
  14. 兄者弟者
  15. kinako
  16. yamatonjp
  17. watame ch. 角巻わため
  18. 夜見れな/yorumi rena【にじさんじ所属】
  19. hekokitaiworld
  20. 狩野英孝【公式チャンネル】eiko!go!!

8月のランキング

タイトル

配信技研NEWS:日本ゲームカテゴリ 2020年8月 ライブ配信視聴ランキング(タイトル) — 配信技研
こちらは Giken Access から集計した、日本語で発信されているゲームカテゴリのライブ配信から、視聴時間順に上位20ゲームタイトルを抜粋したものです。期間は2020年8月1-31日となっています。 Apex Legends eBAS...
  1. Apex Legends
  2. eBASEBALLパワフルプロ野球2020
  3. Fall Guys: Ultimate Knockout
  4. Minecraft
  5. フォートナイト
  6. ARK: Survival Evolved
  7. Dead by Daylight
  8. 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
  9. VALORANT
  10. IdentityV 第五人格
  11. リーグ・オブ・レジェンド
  12. ポケットモンスター ブラック・ホワイト
  13. 荒野行動
  14. スーパーマリオメーカー2
  15. スプラトゥーン2
  16. 世界のアソビ大全51
  17. Shadowverse
  18. あつまれ どうぶつの森
  19. Fate/Grand Order
  20. モンスターストライク

配信者

配信技研NEWS:日本ゲームカテゴリ 2020年8月 ライブ配信視聴ランキング (チャンネル) — 配信技研
こちらは Giken Access から集計した、日本語で発信されているゲームカテゴリのライブ配信から、視聴時間順に上位20チャンネルを抜粋したものです。期間は2020年8月1-31日となっています。 集計は載っているもの以外のプラットフォ...
  1. jun channel
  2. 渋谷ハル
  3. pekora ch. 兎田ぺこら
  4. fps_shaka
  5. rtainjapan
  6. kuzuha channel
  7. 舞元啓介
  8. 勇気ちひろ
  9. korone ch. 戌神ころね
  10. stylishnoob4
  11. aqua ch. 湊あくあ
  12. kato_junichi0817
  13. 兄者弟者
  14. むてきまるちゃんねる -mutekimaru channel-
  15. watame ch. 角巻わため
  16. 笹木咲 / sasaki saku
  17. 本間ひまわり – himawari honma –
  18. リゼ・ヘルエスタ -lize helesta-
  19. 社築
  20. coco ch. 桐生ココ

9月のランキング

タイトル

配信技研NEWS:日本ゲームカテゴリ 2020年9月 ライブ配信視聴ランキング (タイトル) — 配信技研
こちらは Giken Access から集計した、日本語で発信されているゲームカテゴリのライブ配信から、視聴時間順に上位20タイトルを抜粋したものです。期間は2020年9月1-30日となっています。 Apex Legends Minecra...
  1. Apex Legends
  2. Minecraft
  3. Fall Guys: Ultimate Knockout
  4. Dead by Daylight
  5. フォートナイト
  6. リーグ・オブ・レジェンド
  7. eBASEBALLパワフルプロ野球2020
  8. IdentityV 第五人格
  9. VALORANT
  10. Shadowverse
  11. PlayerUnknown’s Battlegrounds
  12. ドラゴンクエスト・キャラクターズ トルネコの大冒険3 ~不思議のダンジョン~
  13. クラフトピア – Craftopia
  14. 荒野行動
  15. ポケットモンスター ソード・シールド
  16. 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
  17. スーパーマリオメーカー 2
  18. LOST ARK
  19. アイドルマスター シンデレラガールズ
  20. あつまれ どうぶつの森

配信者

配信技研NEWS:日本ゲームカテゴリ 2020年9月 ライブ配信視聴ランキング (チャンネル) — 配信技研
こちらは Giken Access から集計した、日本語で発信されているゲームカテゴリのライブ配信から、視聴時間順に上位20チャンネルを抜粋したものです。期間は2020年9月1-30日となっています。 集計は載っているもの以外のプラットフォ...
  1. jun channel
  2. stylishnoob4
  3. fps_shaka
  4. pekora ch. 兎田ぺこら
  5. 渋谷ハル
  6. kuzuha channel
  7. 兄者弟者
  8. kato_junichi0817
  9. 勇気ちひろ
  10. アイドルマスターチャンネル
  11. korone ch. 戌神ころね
  12. riotgamesjp
  13. アルス・アルマル -ars almal- 【にじさんじ】
  14. kinako
  15. flare ch. 不知火フレア
  16. yaritaiji
  17. rushia ch. 潤羽るしあ
  18. 鈴原るる【にじさんじ所属】
  19. もこうの実況
  20. spygea

eスポーツタイトルの分析

7月8月9月
Apex Legends1位1位1位
フォートナイト5位5位5位
VALORANT8位9位9位
リーグ・オブ・レジェンド9位11位6位
スプラトゥーン220位15位
Shadowverse6位17位10位
PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS12位11位
荒野行動16位13位14位
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL18位8位16位

Apex Legendsの圧倒的人気

apex

何よりも注目すべきはApex Legendsだろう。Q2の5月からずっとぶっちぎりの1位を記録している。シーズンの切り替え、アップデート、有名人が集った大型大会など話題に事欠かない。日本においてある程度盤石な地位を築いたといえるだろう。チート対策が本格的になされている訳でもないのに未だにここまで多くの人を集められるとすると、逆にどんなことをすると人が離れていくのか気になるものだ。

しかし海外の人気は下がりっぱなしである。特に衝撃を受けたのは、日本でも知られている世界的Apex Legendsのプロプレイヤー「Albralelie」がVALORANTに転向することを発表したことだ。その理由はApex Legndsの先行きの不安からである。世界的トッププロも不安感を覚え、シーンから去るほどの状況なのである。

日本のApex Legends市場がどこまでやれるのかは見どころである。Q4はまだ問題ないと思うが、正念場は来年のQ1後半からQ2にかけてだ。

安定感はあるが徐々に後退しているタイトルが多い

espo

Apex Legends以外のタイトルは、Q2と比べて徐々に順位を落としている。20位以内のタイトルは軒並みランクダウンしている。しかし、これは日本だけの傾向ではなく世界的な傾向である。世界でもLeague of LegendsやFortnite以外がランクを落としている。

では逆にどんなタイトルが上昇しているのか?これを把握することが重要である。

日本では「Minecraft」「Fall Guys」「Dead by Daylight」が、世界では「Among Us」「Fallguys」「Minecraft」「GTA 5」が上昇している。

steam 販売ページ

つまり、カジュアル向けのパーティーゲームやオープンワールド系のタイトルが好まれる比率が高くなっているのだ。コロナショック以降、eスポーツタイトルの視聴人口は確かに増えたが、それ以上にカジュアル層が増えたことを意味している。今後しばらくはこの傾向が続くと考えている。

pubg-mobile
公式Twitter

また、eスポーツタイトルに関しては「PUBG mobile」や「Free Fire」などモバイルタイトルのランクインが増えてきている。

海外タイトルと日本タイトルの割合

7月8月9月
海外タイトル13個10個11個
日本タイトル7個10個9個
minecraft
公式Twitter

少し海外タイトルの方が多い程度で基本的に割合は半々である。しかし、注目すべきはランキング内の分布である。Q3ではトップ10の7~9割が海外タイトルである。こと配信においては、日本でも海外タイトルの方が向いていると言えるだろう。

Q3でランクインしている日本タイトルの多くは、ごく少数の特定の配信者が多く人を集めた結果によるものである。残念ながら日本タイトルは多くの配信者によって継続的に配信されない傾向にある。日本タイトルの1か月毎の入れ替わりの激しさから見ても分かるだろう。

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消費の速度が加速していることも影響しているだろうが、もしかしたら日本は継続的に遊ばれるタイトル作りが苦手なのかもしれない。「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」や「あつまれ どうぶつの森」以外、継続的にランクインしているタイトルがないことからもいえるだろう。

配信規約の厳格さも関係しているだろう。海外タイトルは基本的にストーリー重視のものであろうが配信の制限は少ない。それに対して、日本のタイトルは基本的にほとんどが制限されている。今までは基本的にグレーであり見逃されてきたが、2020年に入り営利団体による無許可でのゲーム配信が活発になったことで、グレーからブラックにせざるを得なくなったのだ。

⇩各ゲーム会社の配信規約は以下を参考に⇩

配信者の分析

7月8月9月
VTuber7人13人9人
プロゲーマー4人2人4人
芸能人1人0人0人
ゲーム会社・公式2社1社2社
その他(ゲーム実況者)6人4人5人

にじさんじホロライブDeToNator 4BR加藤純一兄者弟者など、顔ぶれは固定されてきている。そして相変わらずVTuberの力が強い。

Anime Avatars Are Going Mainstream on Twitch
Vtubers have racked up millions of subscribers—and even established stars like Pokimane have given the motion-capture me...

また、VTuberやモーションキャプチャーへの関心は海外でも高まっている。有名Twitchストリーマーの「pokimane」はアニメ調のキャラクターで配信をする時があり、ホロライブの英語圏支部の人気も非常に高い。

狩野英孝など芸能人も配信において高い同時接続数を維持しているが、本業の活動もあるため、本業の人達を配信頻度で上回ることは難しい。この点を考えると、1回の配信時間の長さも重要だが、配信頻度が高いことも上位に食い込むためには必要だ。

配信時間から見える特徴

7月8月9月
平均配信時間155時間92時間104時間
最長配信時間383時間734時間273時間
最短配信時間17時間28時間31時間

ランキング上位配信者の配信時間は徐々に減ってきている。(8月の最長配信時間は魚の動きに合わせてポケモンをクリアする配信なので、他の配信時間とは少し異なる)

up

このことから分かるのは、配信時間あたりの視聴者数が増加しているということである。上位の配信者は以前ほど長時間配信をしなくても、人が集まるようになってきたと考えられる。(それでも常識的に考えれば配信時間はまだまだ多いのだが…)

この現象には一長一短がある。長時間配信による健康に対する懸念が少し薄れる一方で、上位配信者に視聴者が集中し下位配信者が這い上がることが難しくなったともいえる。

配信者の運命

guy-guy

ライブ配信は動画投稿とは異なり、話す量が要求されカットもできない。そのためかなり気を張らないと失言のリスクが高まる。そして些細な失言が大問題に発展し、謹慎にまで繋がるケースが多々ある。市場が拡大した分、色々なものの見方をする人が増えてきたからだろう。

そして、この謹慎処分について「数週間や数か月の謹慎処分に何の意味があるの?軽くない?」と考える人は多いだろう。

しかし、よく考えてみてほしい。現在のゲーム配信市場は、数年かけて作ったゲームが僅か数週間で消費される世界だ。不在の期間に大きなチャンスを逃すことも、市場が激変することもある。数週間離れただけ浦島太郎状態になり得るのだ。それに配信者としての旬がある。このように考えると非常に重い処分だと思う。

Streamer beautiful girl shows heart sign with hands professional gamer playing online games computer, neon color

とはいえ、失言を恐れるあまりに真面目な配信になってしまっては、今度は伸びない可能性もある。人間、ある程度の毒はむしろ好きだからだ。つまりは超えてはいけない一線を意識した上での絶妙なアグレッシブさが求められるという訳だ。そう考えるとやはり過酷な仕事だといえるだろう。

終わりに

financial

今回は2020年Q3のゲーム配信の動向をまとめてみた。Q3では、Q1やQ2で現れ始めていた特徴が色濃くなった。

次のQ4では年末商戦などが重なり、非常に多くのゲームタイトルや次世代ハードがリリースされる。もちろんこの影響はゲーム配信界隈に及ぶ。要注目である。

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