[ゲーム] チーターを地獄に送る為に!「チート行為解説書」

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我々の楽しいゲームライフを守る為にも、今回は「チート行為」「何故いけないのか?」「どんなものがあるのか?」「どんな仕組みなのか?」を特集していく。

【YouTube】さらば、チートよ。チート撲滅のためのチート解説書!! ~その影響と仕組みを簡単解説~

はじめに

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コロナショックの影響で人々の娯楽は制限された。その為、室内で遊べるゲームは以前よりも人々の身近な娯楽として楽しまれている。

しかし、私達の楽しいゲームライフを脅かすモノも確かに存在する。

それがチート行為だ。

何故「チート行為」は危険な存在なのか?

「多くの人は運営が取り締まればいいんでしょ?」「普通にプレイしている自分達には関係ないでしょ。」と思うかもしれない。

だが、「チート行為」の火の粉はそんな健全なプレイヤーにも降りかかってくるのだ。

各タイトルのプレイ人口を大幅に減らす!

基本的に「チーター」には、ほぼ100%勝つことは出来ない。

そんな連中がゴロゴロ出てくれば、もはや一度の勝利ですら不可能になってくるのだ。結果、「そんなゲームはつまんないや」となり、多くのプレイヤーはそのタイトルを離れることになる。

どんなにゲーム性が気に入っていても、どれだけそのゲームに熱中していようとも、人がいなくなってしまったならゲーム自体が成り立たなくなるのだ。

PUBG is Still Banning Around 100,000 Cheaters a Week
With PUBG (PlayerUnknown's Battlegrounds) approaching its third birthday, the game is still doing remarkably well. Admit...
【悲報】現在のAPEXプレデター帯は「チーターの巣窟」の模様
これがプレデター帯の現状。 9連続チーターマッチ 世界ランク3桁のチーター 1マッチに5人チーター#ApexLegends pic.twitter.com/mmnOXMU5Q9 — Kamito@CR

事実「PUBG」や「Apex Legends」からはかなりのプレイヤーが去っていった。そしてタイトルから出て行った人たちも、以前の様に楽しめるタイトルに出会えるとも限らない。

もし出会えなければ待っているのは「ゲーム自体との別れ」だ。楽しくなければ娯楽ではないのだから。

新型コロナで行動が大きく制限された今、他に選べる娯楽の数は少ない。

だからこそ、私たちは「この限られた娯楽を守る」為にも、チーティングを知り、対処する必要があるのだ。決して対岸の火事ではない。

esportsへの影響

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上記のプレイヤー人口が減ると言うことは、esportsにとって致命的である。

人口が少なく盛り上がらなければ、切磋琢磨の濃度が薄くなる。「一流が現れる可能性」が著しく低くなる。それではプレイヤーの熱量が高まることはない。

またプレイヤー人口が減るということは、観戦者も少ないということだ。観戦者が少なければ、そのタイトルにスポンサーは付かず、大手esportsチームは寄り付かない。そしてプロプレイヤーは食いぶちを無くす。ほぼ引退だ。

これでは、せっかく現れた「esports」という新しいエンターテイメントの形を潰し、多くの人の夢を奪うことになる。

しかし、こういった現象は水面下で進んでいるのだ。

チートはすぐそばにある。そして手を出すと全てを失う

悲しいことに「チート」は非常に簡単にできるネットには情報が溢れかえっているし、操作も簡単なものが多い。子供がチートを使っていることも全く珍しくはない。

ほんの一瞬の気の迷いで「チーター」は容易に誕生するのだ。

Epic GamesはFaZe ClanのJarvisをエイムボット使用で永久BANに決定 - ONE Esports
17歳のストリーマーは自身の間違いを認め、やったことの責任を果たしている。

その代償は大きい。多くのタイトルではチートが発覚した場合、永久BANされる。

つまり、永久にプレイが不可能になるのだ。

特にストリーマーやプロプレイヤーは注意しなくてはならない。興味本位やネタとしての使用でも、一瞬で築いた地位は崩れていくのだから。

『CS:GO』プロシーンで2選手がチート使用によりBAN、所属チームは大会出場停止に | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト
FPSにおけるe-Sportsの先駆け的な存在となったシリーズの最新作『Counter-Strike: Global Offensive』。本作のプロシーンにて先日、2人の選手が不正ツール対策システムによってBANされ、所属チームが「Dre...

正確にチーターを葬る為に

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自分が好きなゲームを守る為、自分が仕事にしたいゲームを守る為にも、チーターは即刻葬るしかないのだ。

運営のチート対策もどんなに頑張っても最終的にはイタチごっこになってしまう。だから現時点で最も有効なのは「通報システム」だ。

リプレイ画面や観戦画面から、実際に目で確認してチート行為を報告することができるからだ。

Apex Legends チート使用者 報告のやり方
新シーズンが開幕となったApex Legends、チートの通報機能が実装され通報が簡単になりました。

しかし、誤った通報から誤BANをしてしまう可能性もある。チーターのような離れ業を体得したプレイヤーも実際に存在するからだ。

そんな彼らの様なホンモノの一流を誤BANせず、正確にチーターだけをBANする為にも、我々プレイヤーは「チート行為には一体どんなものが含まれ、どんな特徴を持っているのかを理解する必要があるのだ。」

今回はそんな思いから、チート行為について解説していく!!!

ボット(bot)

まずは「ボット」から紹介しよう

ゲームプレイ時に「チートプログラム」を起動させることで、自動的に特定の行動をとることを可能にすること。ゲームエンジンにハッキングをするものが多く、普通に犯罪である。ボタン一つで「ボット」か「自己操作」かを切り替えることが出来る。

ではどんなことが出来るのか、動画で確認してみよう。

「エイムボット(オートエイム)」

私はチーターは害悪という認識の為、投稿者さんとは意見は違うが、「ボット」を理解する上では非常に分かりやすい動画なので今回は取り上げる。

こちらの動画で主に取り上げているのは、「エイムボット(オートエイム)」である。ボット系で最も多いのはこれで間違いないだろう。

簡単に説明すると、一定の視界内や範囲内に敵にが入った時に敵を自動的に攻撃するモノである。多くは最もダメージが入るヘッドショットが出来るように設定されている。

「エイムボット(オートエイム)」判別方法

  • 明らかに障害物が敵との間に存在していて、攻撃が当たらない状況なのに攻撃している。
  • 180度回転など通常では反応が難しい角度からの敵の攻撃をそつなく捌く。
  • かなり遠距離でも、オート射撃(連射)で攻撃し、かなりヒットさせている。
  • 異常な程にヘッドショットキルログを流している。

チートなしに出来る人もいるので注意

基本的に自動であるので、柔軟な立ち回りがゲーム上で要求される時にボロを出しやすい。

ワールドハッキング

ワールドハッキングは非常に汎用性が高く、種類が多い。こちらもプレイ時に「チートプログラム」を起動することで発動する。端的に言えば、「ゲーム上での仕様を書き換える」ものである。基本的に観戦されると使っているのがバレる。

「ウォールハック」

上記の動画は「ワールドハッキング」の中でも一番有名な「ウォールハック」である。簡単に説明すると、「通常では見えない障害物の裏を透視出来るモノ」である。上記の動画では、本来見えないはずの壁越しの敵が見えている。

「ウォールハック」判別方法

  • 何もないはずの障害物を執拗に気にしている。もしくは障害物越しの相手に動きを正確に追えている。

判別は簡単である。多くの場合は組み合わせて使われることが多い。特に「エイムボット(オートエイム)」や「攻撃が障害物を貫通するチート」と組み合わされる。一瞬でゲームを興醒めさせる。

「chams」

上記の動画は「chams」と言われるもので、本来表示されるはずのない敵の位置を色付けして見える様にするものである。似たようなもので「ESP」というモノもある。こちらは画面上に敵の位置、名前、体力ゲージなどが表示できる。判別は非常に難しい。

「chams」&「EPS」判別方法

  • 隠れている敵に対して、一直線に向かってくる場合
    ※微小な音や感で判断できる強者いるので注意は必要
  • 障害物越しの敵の位置を執拗に気にする。

「超人チート」

上記の動画は「超人チート」の中の「加速チート」である。読んで字のごとく、ありえない速さで移動できるチートである。基本的にはタイトルが人気になっている頃に多くみられるチートで、すぐ運営にも対策され、一瞬で分かるのですぐに消える。

「超人チート」判別方法

  • 基本的に観戦モードで一発で分かる。ただ、「体力増強」や「与ダメージ量上昇」など一部やり込まないと見抜けない場合もある。

マクロ

限りなく黒に近いグレーな存在であるのが「マクロ」だ。

これは簡単に説明すると、通常では複数のキーを順に押すことで反映される動作などを、一つのキー入力で一連の動作を完遂できるように設定できるモノである。その為、使用用途が限定的なモノを多い。

また導入方法は様々であり、特定のデバイスでは、公式ドライバーをインストールするだけで使用できるモノも存在している。多くはこうしたデバイスの入力設定をいじるので、ゲーム設定に干渉することは少なく、見逃されることが多い。

その為、FPSやMOBAなど幅広く使われている。

ノンリコイル

上記の動画は、「マクロ」の中でも特にFPSで頻繁に使われている「ノンリコイル」である。これも名前の通り、発砲時に起きる反動を気にせずに使用できるというモノだことFPSにおいては、反動(リコイル)をどう制御できるかが勝利への鍵となっているので、とても強力なのだ。実際には反動を無くしているのではなく、反動を制御する時に必要なマウスの動きを、「射撃キー」を入力した際に実行されるように設定している。非常に見分けるのが難しい。他にも「高速連射マクロ」なども存在している。

「マクロ」判別方法

  • あまりにも正確なエイムコントロールをしている。
    ※実際に出来る人も存在するので注意
  • 複数の入力をより少ないキーに割り振っているので、入力すると目的の動作には必要のない動作を間に挟むことがある。

現在は性質上、完全なチート行為とは断定出来ていない。その為、通報項目にマクロの枠はなく、使用者も自分が卑怯なことをしている認識も少ない。

マクロはesportsでは禁止されている。

「ルールの内側ではあれば、人道を外れた行為でも許される」という現代社会の権化の様な”悪”だ。

グリッチ

最もプレイヤーがやってしまいがちな不正行為が「グリッチ」である。

グリッチとは端的にいうと「バグを意図的に使用すること」だ。多くの人は「バグを使うぐらいいいじゃん」と思うかもしれない。しかし、多くのタイトルでは「グリッチ」の使用も不正行為に含まれる。ストリーマーやプロプレイヤーは最も注意が必要な項目だ。一瞬で功績が吹き飛ぶ例が多々あるからだ。

グリッチ

上記の動画は、通常で連発して使えない攻撃が、ある一定の条件下では連発出来てしまうバグを悪用している「グリッチ」の例である。たかがバグと言っても、動画の様ゲームバランスを崩壊しかねないモノを使うことは立派に悪なのだ。

「グリッチ」判別方法

  • 基本的にバグは通常の動きをしただけでは起こらないので、バグの前に何か特殊な動作をすることが多い。

チーミング

盤外戦術のチート行為だ。

簡単に説明すると、ゲームに参加できるチームメンバー数は決まっている。その中でゲームに規定数以上の仲間と敵同士の状態で入り、ゲームが開始されると仲間として協力することである。

チーミング

上記の動画ではsoloモードのゲームに「チーミング」で協力した二人が登場している。通常チーミングを使うと、人数がどのチームより当然多くなるので有利に働く。特にバトルロワイアル系のゲームでは致命的である。

「チーミング」判別方法

  • 基本的には「チーミング集団」で行動するので、移動フェーズなどを注目すれば、発見しやすい。

ゴースティング

ゴースティングを簡単に説明すると、ストリーマーやオンライン大会参加者がプレイ画面を配信に映している時、別のプレイヤーがその配信画面から配信しているプレイヤーの位置や状況を見て狙うことである。

ゴースティング

上記の動画では、配信者に対して、プレイヤーが知らないはずの配信者の場所まで、一直線で向かってきているのが分かる。こういった行為は配信をつまらなくさせ、他の視聴者のタイトルへの関心を低める。つまりは、タイトルの人気を盛り下げることに繋がるのだ。故に撲滅する必要がある。

「ゴースティング」判別方法

  • あからさまに特定の人物に狙いを定めたかのような動きが見て取れる場合(一直線に配信者の方に向かうなど)。
  • 明らかに不自然な場所で一定時間プレイ画面をたびたび停止させている。

終わりに

少しでもチート行為に関する認識を深め、チーターの特徴を捉えていただけたら幸いだ。

最後にチート行為に関する面白い動画を紹介しよう。

偽のチートプログラムを公開し、それを使用したプレイヤーのプレイ動画を観戦するという動画だ。偽のチートプログラムは、使用をすると「自殺する」か「仲間を殺す」様に設定されており、チート使用者はひどくシュールに死んでいくのだ。

投稿者にとって有用なプログラムではないが、ゲームプログラム設定の変更を行っているので間違いなく正義ではない。

この動画の背景にあるのは、動画一本分作れるほど「チートを使いたい」という心は存在していて、こんなにも簡単に「チートを入手できる」環境があるということだ。

だからこそ、何度も言うが、自分の好きなタイトルを守る為にも、自分の好きなゲームを守る為にも、我々はチート行為と戦わなければならないのだ。

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