今や馴染みのあるesports。ふと疑問に思ったことは無いだろうか。
「一体どの国がesportsで一番強いのか。」と
そこで今回はビッグタイトルの世界大会での活躍をポイント化することでランキングを作った。
ランキング集計方法
対象タイトル
タイトルの選択は前回の記事で触れた世界のesportsのティア表を基に行った。
今回のランキングではより多くの国が参加している大会をデータにする必要があったので、ティア1とティア2のタイトルを対象とした。
対象タイトルは
- League of Legends
- Rainbow Six Siege
- PUBG(PlayerUnknown’s Battlegrounds)
- Counter-Strike:Global Offensive
- Dota 2
- Overwatch
- Fortnite
- Hearthstone
- World of Warcraft
の9つである。
対象大会
※上記のタイトルの中で2019年1月1日から2019年11月12日現在まで行われた大会で最大規模のものを対象としている。
大会名は以下の通りである。
- League of Legends→【2019 World Championship】
- Rainbow Six Siege→【Six Invitational 2019】
- PUBG(PlayerUnknown’s Battlegrounds)→【FACEIT Global Summit: PUBG Classic】
- Counter-Strike:Global Offensive→【World Electronic Sports Games World Finals】
- Dota 2→【The International 2019】
- Overwatch→【Overwatch League – 2019 Playoffs】
- Fortnite→【Fortnite World Cup Finals – Duos&solo】
- Hearthstone→【Hearthstone World Championship 2019】
- World of Warcraft→【BlizzCon World Championships 2019】
ポイント集計方法
ポイントの集計方法はF1の世界選手権のポイントシステムを参考にした。
優勝は25ポイント、準優勝は18ポイント、三位は15ポイントとし、4位以下は0ポイントとした。
※大会によっては3位が2枠あるものが存在しており、この時は両方3位の扱いをすることとした。チームの中に複数の国籍の者がいる場合、獲得ポイントを国籍の比率に合わせて分配することとした。
総合ランキング
早速だが、ランキング結果を見ていこう。
結果は・・・・・
1位 韓国 104p
2位 アメリカ 102.25p
3位 中国 51p
4位 ドイツ 47.35p
5位 ノルウェー 41.25p
6位 ブルガリア 34.85p
7位 フィンランド 27.5p
8位 デンマーク 23.85p
9位 スウェーデン 22.75p
10位 カナダ 22.5p
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14位 日本 15p
筆者コメント
1位韓国と2位アメリカが他を圧倒!!
隠れた強国が並ぶ北欧!!
後進国とは言われながらも、日本健闘!!
各大会の結果
※所属チーム、選手名、国籍の順に表記する。
【League of Legends】
韓国勢と中国勢が席巻するLeague of Legends!!
1位 FunPlus Phoenix
- GimGoon選手 (韓国)
- Tian選手 (中国)
- Doinb選手 (韓国)
- Lwx選手 (中国)
- Crisp選手 (中国)
2位 G2 esports
- Caps選手 (デンマーク)
- Jankos選手 (ポーランド)
- Mikyx選手 (スロベニア)
- Perkz選手 (クロアチア)
- Wunder選手 (デンマーク)
3位 Invictus Gaming
- TheShy選手 (韓国)
- Ning選手 (中国)
- Rookie選手 (韓国)
- JackeyLove選手 (中国)
- Baolan選手 (中国)
3位 SK Telecom T1
- Khan選手 (韓国)
- Clid選手 (韓国)
- Faker選手 (韓国)
- Teddy選手 (韓国)
- Effort選手 (韓国)
【Rainbow Six Siege】
ビッグネームが集う中、日本大健闘!!
1位 G2 esports
- Pengu選手 (デンマーク)
- jNSzki選手 (フィンランド)
- Goga選手 (スペイン)
- Fabian選手 (スウェーデン)
- Kantoraketti選手 (フィンランド)
2位 Team Empire
- Shockwave選手 (ロシア)
- ShepparD選手 (ロシア)
- JoyStiCK選手 (ロシア)
- karzheka選手 (エストニア)
- Scyther選手 (ロシア)
3位 PET Nora-Rengo
- Wokka選手 (日本)
- Merieux選手 (日本)
- Papilia選手 (日本)
- ReyCyil選手 (日本)
- Ramu選手 (日本)
3位 Team Reciprocity
- FoxA選手 (カナダ)
- Retro選手 (アメリカ)
- LaXInG選手 (アメリカ)
- MarkTheShark選手 (アメリカ)
- Skys選手 (アメリカ)
【PUBG】
開発国韓国やはり強い!それでもパワーバランスは均等か!?
1位 OP Gaming Rangers
- Menteul選手 (韓国)
- BBABBO選手 (韓国)
- DG98選手 (韓国)
- Temeria選手 (韓国)
2位 Shoot To Kill
- aLow選手 (アメリカ)
- Purdy選手 (アメリカ)
- Uncivil選手 (アメリカ)
- Adam選手 (カナダ)
3位 Team Liquid
- Jeemzz選手 (ノルウェー)
- Sambty選手 (フィンランド)
- Ibiza選手 (オランダ)
- Jembty選手 (フィンランド)
【Counter-Strike:Global Offensive】
東欧の強さが際立つ!!
1位 Windigo Gaming
- SHiPZ選手 (ブルガリア)
- bubble選手 (ブルガリア)
- v1c7oR選手 (ブルガリア)
- blocker選手 (ブルガリア)
- poizon選手 (ブルガリア)
2位 AGO esports
- GruBy選手 (ポーランド)
- Furlan選手 (ポーランド)
- phr選手 (ポーランド)
- SZPERO選手 (ポーランド)
- Kap3r選手 (ポーランド)
3位 G2 esports
- shox選手 (フランス)
- bodyy選手 (フランス)
- kennyS選手 (フランス)
- Lucky選手 (フランス)
- JaCkz選手 (フランス)
【Dota2】
名うてのチームが奮闘!!構成要員の国籍は十人十色
1位 OG
- ana選手 (オーストラリア)
- Topson選手 (フィンランド)
- Ceb選手 (フランス)
- JerAx選手 (フィンランド)
- N0tail選手 (デンマーク)
2位 Team Liquid
- Miracle-選手 (ヨルダン)
- w33選手 (ルーマニア)
- MinD_ContRoL選手 (ブルガリア)
- GH選手 (レバノン)
- KuroKy選手 (ドイツ)
3位 PSG.LGD
- Ame選手 (中国)
- Somnus丶M選手 (中国)
- Chalice選手 (中国)
- fy選手 (中国)
- xNova選手 (マレーシア)
【Overwatch】
ほとんど韓国、アメリカ、中国の独擅場
1位 San Francisco Shock
- Architect選手 (韓国)
- sinatraa選手 (アメリカ)
- Rascal選手 (韓国)
- Striker選手 (韓国)
- ChoiHyoBin選手 (韓国)
- Nevix選手 (スウェーデン)
- super選手 (アメリカ)
- smurf選手 (韓国)
- moth選手 (アメリカ)
- Viol2t選手 (韓国)
2位 Vancouver Titans
- Haksal選手 (韓国)
- Hooreg選手 (韓国)
- Stitch選手 (韓国)
- SeoMinSoo選手 (韓国)
- JJANU選手 (韓国)
- Bumper選手 (韓国)
- TiZi選手 (韓国)
- Rapel選手 (韓国)
- SLIME選手 (韓国)
- Twilight選手 (韓国)
3位 New York Excelsior
- Saebyeolbe選手 (韓国)
- Libero選手 (韓国)
- Pine選手 (韓国)
- Fl0w3R選手 (韓国)
- Nenne選手 (韓国)
- MekO選手 (韓国)
- Mano選手 (韓国)
- JJoNak選手 (韓国)
- ANAMO選手 (韓国)
【Fortnite】
開催国アメリカが強い!世界各地の強者集結!!
solo
1位 Bugha選手 (アメリカ)
2位 psalm選手 (アメリカ)
3位 EpikWhale選手 (アメリカ)
duo
1位 Cooler Esport
- nyhrox選手 (ノルウェー)
- aqua選手 (オーストリア)
2位 Lazarus
- Wolfiez選手 (イギリス)
- Rojo選手 (オランダ)
3位 100 Thieves
- Ceice選手 (アメリカ)
- Elevate選手 (カナダ)
【Hearthstone】
ドイツ躍進!!カードゲームの強者はまた違う!!
1位 Nordavind Hunterace選手 (ノルウェー)
2位 Viper選手 (ドイツ)
3位 Samsung Morning Stars Bunnyhoppor選手 (ドイツ)
3位 Suning Gaming Jing選手 (中国)
【World of Warcraft】
強い北欧東欧連合に北米は食らいつく!!
1位 Method Black
- Chas選手 (ブルガリア)
- Raiku選手 (スウェーデン)
- Swapxy選手 (ドイツ)
- Whaazz選手 (デンマーク)
2位 Wildcard Gaming
- Blizo選手 (スロバキア)
- Loony選手 (スウェーデン)
- Maro選手 (ドイツ)
- Zeepeye選手 (スウェーデン)
3位 Cloud9
- Chanimal選手 (オーストリア)
- Kubzy選手 (カナダ)
- Snutz選手 (カナダ)
- Wealthyman選手 (アメリカ)
筆者のコメント
今回の結果から
- esports強国が必ずしも先進国ではないこと
- ビッグタイトルと言えども、人気のある国に偏りがあること
が分かった。
結論
韓国vsアメリカ
他を突き放す圧倒的な結果から、現在のesportsを牽引しているのは韓国とアメリカと言っても差し支えないだろう。
だが、同じ様に強い訳ではない。
韓国は力を入れているタイトルがはっきりしている一方で、アメリカは広く分散していることが読み取れる。
今後のesportsではどちらに軍配が上がるか、要注目だ。
北欧の力
トップ10内にノルウェー、フィンランド、デンマーク、スウェーデンと北欧諸国がほとんどランクインしている。
ただ一国でチームを形成することは少なく、北欧圏内でチームを形成することが多い。
彼らの強さの秘密は、寒い気候か? それともバイキングの血か?
我らが日本
Image Credit: twitter
Rainbow Six Siegeにおける野良連合の活躍のおかげで今回は健闘した。
しかし、その他のタイトルでは対象の大会の予選で姿を消しているか、もしくは日本で流行っていない。
日本esportsのトップへの道のりは、まだまだ長い。