ゲームというコンテンツは多様性に富んだ特徴があり、近年eスポーツが日本でも急激に発展を遂げています。
その中でも今回は高齢者の方たちがご活躍されている【シルバーeスポーツ】、障がい者の方たちがご活躍されている【障がい者eスポーツ】についてピックアップしていこうと思います。
本記事はインターン生が作成しました
弊社では9月末から10月序盤にかけてインターンシップを行い、その一環としてeスポーツに関する記事をインターン生に書いていただきました。
esports DOGAやYouTubeを通してメディアに力を入れている弊社に来ていただくのですから、
今回は執筆を通じてeスポーツに関心を持ってほしい、かつ自分の記事が世に出る経験をしてほしい、という思いから作成していただきました。
第1回はeスポーツが高齢者や障がいのある方にリーチしていくことを書いた記事を見ていきたいと思います。
ゲームを通じての効果
まず、高齢者の方たちや障がい者の方たちにとってeスポーツにはどんな効果があるのでしょうか。
高齢者の方たちにとっての効果
- 介護予防につながる(要介護状態にさせないためにeスポーツを活用)
- 創造的思考力を培う(コンピューターゲームは種類が豊富にあり、様々なジャンルに触れる機会があるため、主体的に考え攻略する力を培うことができる)
障がい者の方たちにとっての効果
様々なジャンルが存在しているため、自身の特性に合ったゲームを選んでプレイすることで自分の個性を最大限活かすことができます。
また現在では、見て楽しむ・遊んで楽しむで、多様性に富んだ参加方法が現在整えられています。
どんなゲームを選べばよいのか
実際にどんなゲームが選ばれているのか触れていきたいと思います。
高齢者の方向けの大会
60歳以上のeスポーツ大会、LEGEND CUPが開催されています。
ゲームタイトルは「太鼓の達人」や「スペースインベーダー」が採用されています。
障がい者の方向けの大会
一般社団法人 日本障がい者eスポーツ協会主催の「アワハウスカップ」が盛り上がりを見せています。
ゲームタイトルは、「eFootball」や「ぷよぷよ」、「ストリートファイター」など様々なジャンルが採用されています。
参加資格は「全国の障がい者手帳をお持ちの方、福祉サービス利用の方限定」となっています。
障がいの内容によるゲーム相性の見方・考え方
障がいの内容により、相性の良いと考えられるゲームジャンルがあります。その一部を見ていきます。
ASD(自閉症ペストグラム・アスペルガー症候群)
自分の世界に入り込む特徴を持ち、自分のルーティンに強いこだわりを持つASDの方たちには、サバイバルゲームからパズルゲームまで非常に高い集中力を発揮できるため、相性が良いという見方があります。
ADHD ,SLD
クリエイティブで独特な発想が強く、誰も考えつかない発想を生み出しやすい特徴を持つといわれており、そのことからクエストやバトルなどで優位に進める方法を編み出すことなどに活かせる、と考えられている面もあります。
想像を超えた戦術で相手の隙を突いたりと、自由な発想を活かしていく可能性を持っています。
実際に行われている配慮
高齢者の方たち、障がい者の方たちがeスポーツをプレイするにあたって配慮されていることを紹介します。
高齢者の方たちへの配慮
一例としてeスポーツサロンを開講し高齢者へ様々なサポートを行っている企業があります。
健康体操で体の機能的サポート、認知機能検査を任意で行い健康面を可視化できるようなプログラムを整えています。
また、理学療法士や作業療法士などの各分野においてサポーターを配置し、身体的健康面でサポート体制を整えています。
障がい者の方たちへの配慮
コントローラーが操作しやすいように大きく単純な配置になっています。
身体障がい者の方たちへの配慮は、眼球の動き、息を吹きかける、少しの指圧で作動するボタンが開発されるなどコントローラーの多様化が進んでいます。
自由にカスタマイズできる専用コントローラーを使えば、操作性が比較的改善されるので、ストレスをかけずゲームを楽しみやすくなると思われます。
最後に
ゲームによって活力に満ちたより健康的な日本社会が期待されています。
高齢者の方たちや障がい者の方たちのeスポーツの活躍によりeスポーツを日本の新たなエンターテインメントとして世界に発信できると思います。
今後、更なる発展を遂げる可能性で満ち溢れているシルバーeスポーツ、障がい者eスポーツに注目です!
インターン担当からみた感想
高齢者の方も、反射神経や操作速度が要求されないゲームであれば無理なく遊ぶことができ、考える力を補い続けるためにも効果的だと学びました。
また、身体障がいの方向けに開発されているコントローラーが開発されていることはあまり知られていないのではないでしょうか。(私も知りませんでした。。)
高齢化社会である現在の日本では、ゲームを高齢者に向けて有効に活かすことが認知されていけば、市場が動くほどの変化が起こりえるかもしれませんね。今後に期待したいです!