Apex Legendsでeスポーツのイベントや大会を開催する際に必要な情報をまとめました。
【YouTube】Apex Legendsでイベント・大会を開催するために必要なポイント!!
はじめに
ゲームを使ってイベントや大会を開催する機会は徐々に増えています。
こうした時に、幅広い層に人気があるタイトルの「Apex Legends」は選ばれる機会が多いです。
そこで今回は「Apex Legends」でイベントや大会を開催する上で必要なことを簡単に紹介します。
必要な準備
開催に至るまでに必要な準備を紹介します。
特に重要なのは以下の4つになります。
各項目は各章にて詳細に触れます。
- 企画作成
- カスタムライセンス
- ゲーム内の映像
- 配信画面
企画作成
一般的なイベントと同様にスケジュールや集客方法を考えることも必要です。
ただ、「eスポーツ」や「Apex Legends」の企画の場合は、その他にも考えなければならない要素があります。
今回は特にその点を紹介していきます。
参加者を管理するためのツール
eスポーツは、特に参加者とのやり取りが多いイベントですので、一括で参加者を管理できるツールが便利です。ほとんどのゲームを使ったイベントでは「Discord」が使用されます。
Apex Legendsでイベントを開催する際は、特に参加者全体との連絡が重要になりますので、Discordを使用した方が良いと思います。
Apex Legendsの場合は基本的に難しい設定をする必要がありません。主に下記の3点です。
- Discordでサーバーを立てる。
- 大会情報をアナウンスできるチャンネルを設ける。
- エントリーした人だけに招待URL(期限なし)を送る設定をする。
※3 Google Formsなどで募集する際は、スクリプトを使って招待URLを自動で送信する機能を追加すると便利です。
チーム編成について
Apex Legendsは基本的にチーム戦なので、参加するチームの編成もイベントには大きく関わってきます。
特にメンバー構成に制限をかけるか否かが重要になります。
Apex Legendsでは多少の運要素も勝敗に関わりますが、練度がものをいうタイトルであることは間違いありません。ある程度パワーバランスを均一にしないと、一方的な展開が続いてしまうので、一部の参加者と視聴者以外は楽しめないことがあります。
この点を解消するには「Crazy Raccoon Cup」のように、ランクによるポイント制限を設けることが有効です。
ただ、こうした仕組みはチーム編成の難易度を上げることに繋がるので、参加の障壁となり得ます。
公平性をとるか、参加者数を増やすこととるかは、イベントの性質に合わせて考えた方がいいでしょう。
勝敗方法について
Apex Legendsを含むバトルロワイヤルというジャンルでは、大きく分けて2つの順位のつけ方があります。
「各試合ごとに勝敗を決める方法」
一つは「各試合ごとに勝敗を決める方法」です。
1試合での順位(生存順位や生存順位とキルポイントの合計)をそのまま勝敗とする方法です。
基本的には「Champion」のみが勝者となるルールが多いです。
この方法にはメリットとデメリットが存在します。
メリット
- 1発勝負となるので運の要素が強まる。運の要素で多少の実力差を埋めることができる。
- 集計時間が短くなるため、1日開催でも結構な試合数を行うことができる。
- 1試合ごとに参加チームの入れ替えができるので、参加チーム数の上限は高い。
デメリット
- 1発勝負となるので、運の要素が強まる。実力通りの結果にはならない。
- 生存重視の傾向が強まり、終盤以外は戦闘が発生しにくい場合がある
「複数試合の結果に基づく累計ポイントで勝敗を決める方法」
二つ目は「複数試合の結果に基づく累計ポイント(生存ポイント+キルポイント)で勝敗を決める方法」です。
基本的にApex Legendsでイベントが開催されるときは、こちらが採用されることが多いです。
この方法にもメリットとデメリットが存在します。
メリット
- 何回も試合数を重ねるので、実力のあるチームが順当に上位になる可能性が高い。
- 参加するチームは基本的に同じになるので、ポイントを争う上でのドラマなども起きやすく、配信などでの取れ高はよい。
- 累計ポイント制なので、様々な観点から賞を設けることができる。
※累計ポイントが下から2番目のチームにブービー賞を贈るなど
デメリット
- 累計ポイント制なので試行回数が多いと実力差が出やすい。
- 参加できるチーム数は、基本的に最大で20チームに限定される。
- 集計に時間がかかるので、1日で開催できる試合数はある程度制限される。
運要素が絡むとは言え、やはりある程度の練度が必要なゲームであるのは間違いない。
カスタムライセンス
Apex Legendsでイベントを開催する時に、ほぼ必須となるのはカスタムマッチを開くためのライセンスです。
カスタムマッチは、自分たちで試合のルームを作り、そのルームの暗証番号を知っているプレイヤー同士で試合をプレイできるというものです。また、ゲーム内に観戦用のアカウントも入れることができるので、試合の盛り上がっている場所を選んで配信に映すこともできます。
基本的にイベントや大会では参加者のみでプレイできる環境を作る必要があるので、カスタムマッチはほぼ100%使用することになります。
ただ、現在このカスタムマッチはライセンスを持っている人しか開催できません。
常時使用できるライセンスを持っているプレイヤーは極わずかであり、基本的にはイベント開催する際にイベント限定ライセンスを取得する必要があります。
2023年1月11日からカスタムマッチは一般開放されました。
ただ、最低30人以上いないとマッチが開始できない仕様になっています。
取得方法
取得方法は上記のサイトに記載されているメールアドレスにイベント企画を送ることで入手できます。
イベント企画は上記のページの規約に沿って作成しよう。
ゲーム内の映像
Apex Legendsのイベントを配信に映すとなると、各試合に観戦カメラとして、ゲーム内の様子を映す役割が必要になります。
Apex Legendsの観戦として入れる枠はホストを含めて6つです。
ホスト以外の役割は、プレイヤー視点を映す係(主観カメラ)、一定のエリアを遠目から映す係(俯瞰カメラ)、マップの動向を常に表示する係です。
これらは兼任も可能ですが、各役割につき1人はいると映像の質は上がります。ただ、全て1人ずつ配置するとなるとその分アカウントと端末が必要になるので、個人ではなかなか厳しい部分があります。
主観カメラはキーボード操作、俯瞰カメラはゲームパッドでの操作がやりやすいよ。
配信画面
では、上記の観戦カメラを使ってどういった絵を作った方が良いのかを紹介します。
主に「メインとなる主観視点」と「大まかに全体像を掴むためのマップ視点」の二つがあると良いです。この二つがあると実況解説や視聴者が試合の流れを把握しやすくなるからです。
実際に弊社が運営した大会ではこのように画面を作成しました。
この二つを適宜切り替えて表示させました。
主観視点
マップ視点
終わりに
Apex Lgendsは人気なタイトルであり、PCだけではなく、PSやSwitchなどのゲーム機でも参加できるので、eスポーツのイベント開催に向くタイトルだと思います。
簡単ではありましたが、開催の際には参考にしていただければ幸いです。
株式会社アーザス
株式会社アーザスでは、Apex Legendsを使ったイベントも開催しておりますので、イベントに関するご相談もお待ちしております。