連日Twitterのトレンドにランクインする程、話題になっている【ゲーム依存】を今回は特集しよう。
ゲームとは
esportsなどのエンターテイメントの新たな可能性なのか?
人間の心身に害を成すギャンブルや薬物のような毒なのか?
果たして・・・・
ゲーム依存とは?
ゲーム依存症とは一体何なんだ!?
2019年5月、世界保健機構(WHO)が過剰なゲームプレイが心身に悪影響を及ぼすことを【ゲーム障害(Game Disorder)】と言う依存症に認定したことに始まる。
2021年その概要が記されたWHOの記事が削除されました。
ゲーム依存症の定義
- ゲームの優先度が他の事柄よりも高い
- ゲームのプレイ時間をコントロールできない
- ゲームのやり過ぎが日常生活に支障をきたす
この様な症状が一年以上続いたら【ゲーム依存症】と診断される。
非常に曖昧である。
ゲーム依存症への各国の対応
オランダ
【Yes We Can】クリニックと呼ばれる精神依存者の治療施設が存在している。
主な患者は・・・
SNS、Netflix、ゲームなどの中毒者がほとんど。
どんな治療?
- 一定期間、施設に居住。同じ様な患者と共同生活
- スマホ、ノートパソコン、ipodなども持ち込み禁止 コーヒーなどの中毒性のあるものは基本的にNG
- アウトドア活動や野外活動
オランダはインターネット依存に対して一歩リードしている!!!
カナダ
依存症や中毒の一つのパターンとして【ゲーム依存症】を扱っている。
個々人に合わせた治療や健康的な環境の提供をしていると言っているが・・・・・
実態は見えてこない。
イギリス
NHS(国民保険サービス)が インターネット依存に対するクリニックを開設
まだ、施設数は少ないが国主導で動いていることは大きいだろう。
中国
国が積極的に対応している。
中国の規制
- 12歳以下は1日1時間、12~18は1日2時間、休日3時間
- 18歳未満は22時~翌朝8時まではゲームを禁止する
ただ、親のアカウントを使用すれば免れられるなど抜け道は多い。
インターネット依存に対して、とんでもないインパクトを放つ治療法が・・・・
軍隊式治療法・・・・・・
傾向
ゲーム依存と捉えるのでは無く、SNSや動画配信サービスなどを含む【インターネット依存】といして捉えている。
治療手段としては・・・
電子機器断ちと集団生活を兼ね備えた治療が効果的か!?
だが、まだ手探りの状態である。
日本初のゲーム依存調査の結果
主な今回のデータ一覧
ゲームに費やす時間
やめるべき時にやめられない
日常生活に悪影響が出てもゲームがしたい
心身に不調をきたしてもやめられない
利用機器
- スマートフォン・・・・80%
- 据え置きゲーム機・・・・48%
- 携帯型ゲーム機・・・・33%
多くのネット民はゲームが否定されたように感じているようだが、適度に楽しむのが一番というのが到達すべき結論ではなかろうか?
ただ、マスメディアやその視聴者からのゲームの印象が悪いのは事実であろう。
ソシャゲ離れ
スマートフォンでゲームをする人が増える一方で・・・・
この記事のソーシャルゲームの定義も曖昧だが、2018年から漫画アプリが 伸びていることがスマホゲーム離れに関係していると言われている。
ゲーム依存では無く、インターネット依存なのではないか?
逆に私は聞きたい。余暇時間にゲームをしない人は一体何に時間を割いているというのだろうか。
次の日も仕事や学校がある平日は自由時間を多く確保するのは不可能だ。
YouTube? Instagram? 漫画アプリ? テレビ?
多くの人はこの辺りに落ち着くだろう。
これらはゲームとは何が違うのだろうか?
世界は基本的にインターネット依存の一つとして【ゲーム依存】を捉えている。
インターネット全体への依存対策を講じなくてはいけない。
依存防止はエンターテイナー側がすべきなのか。
中国や韓国はゲーム会社側が制限を設けているが・・・・
韓国の場合
韓国では市場が大きく縮小したことが分かるだろう。
中国の場合
中国ではギャンブル、流血、死体が登場するゲームの新規開発は禁止されている。
新しい会社や海外の会社がゲーム業界に参入するのは難しくなった。
過剰な規制はシーン全体を衰退させる危険性がともなう。
筆者の意見
規制することが一番求められることだろうか?真に求められるのは自制心を鍛えることであり、この根本にアプローチをしなくては依存症は治らない。
依存の誘惑は溢れているのだから、ゲームに規制を設けても弱い自制心ならば別な依存先を求めるのが道理だろう。
では、自制心を鍛えるのは何であろうか?
担うべきは自己と向き合う環境を提供する教育ではないかと考える。
esportsはどうなる?
過剰なゲームのプレイは心身に良くないことは分かった。
では、esportsはどうなのだろうか?
プロゲーマーの生活
専業プロゲーマーの生活
プロ選手は6時間以上も練習していることが分かる。
でも、意外と睡眠時間などの生活面においては無理はしていない。
ただ・・・
プロ選手というだけで生計を立てられるのは極一部だ。
多くの選手は仕事と兼業で選手を続けているのだ!!
過酷な生活が予測できるだろう。
プロゲーマーの負傷
手や手首の負傷するプレイヤーが多いそうだ。
また、血栓によって命の危機も・・・・
やはり、どこかしらに不調は抱えているようだ。
esportsに必要なこと
給料面の改善
専業プロゲーマーで初めて最低限の健康を確保できる現状を考えると
給料面の改善が必須である。
これは選手の成長にも繋がる。
日本のesportsはお世辞にも強いとは言えない。
一番言われるのは、海外と比べて練習時間が圧倒的に足りていないことである。
こういった面を見ても専業とできる環境づくりは必須であると思われる。
健康の管理
世界的にもプロゲーマーの負傷は相次いでいる。
esportsもスポーツ同様に選手の心身の管理を手厚くする必要を感じる。
練習環境などのサポートもより必要になる。