今回はフォートナイトの大会を開催して見えてきた「プレイヤー層」や「民度」の問題に触れながら、今後のフォートナイトの大会への向き合い方を簡単にまとめてみた。
はじめに
「esports DOGA」は神奈川県eスポーツ協会が主催する「おとなのフォートナイト大会」の運営を行った。
そこで今回は、こうした大会開催を行って初めて見えてきた「フォートナイト」の有り様について触れることにする。
プレイヤー層について
今回驚かされたのは、Fortniteのプレイヤー層の広さである。10代や20代などの若い世代が中心ではあるものの、30代や40代の人もかなりの熱量で遊んでいることが伺えた。アラサーやアラフォーの大会を望む声が多かった程だ。
性別に関しては、eスポーツの大会となると男性の参加者が多いイメージだが、女性の参加率も高かった。
つまり、日本においてFortniteは老若男女問わず遊べるゲームであるということだ。
民度について
大会では「荒らし」「チーミング」「規約違反」「ルール違反」が起こり、民度はお世辞にも良いとは言えない状況であった。しかし大会全体を通して民度が悪かったわけではない。
ここでは、大会を開いて分かった「どのような場合に民度が下がるのか」を紹介する。
年齢の影響
今回開催した「おとなのフォートナイト大会」は、参加者年齢を「15歳以上」と「25歳以上」に分けてマッチを行った。
そして25歳以上の大会は全く荒れることはなかった。大会開催の連絡等でも紳士的な対応をしてくださる人が多かった。
しかし15歳以上では、「荒らし行為」「チーミング」「規約違反行為」を平気で行う輩が一定数いることが明らかになった。なんと一部プロにもこういった行為をする人がいたのだ(プロは参加不可なのだが何名かエントリーしていた)。
もし、健全な大会を開催したいと考えるのであれば、年齢制限は設けた方がよい。効果は如実に現れる。
賞金の影響
大会に多くの人を呼ぶために「賞金」や「賞品」を提示するやり方は一般的である。もちろん効果はテキメンである。
しかし、「賞品」はそれほどまで影響はないが、「賞金」を前面に押し出した大会告知によって集まってくる参加者の質は非常に悪い。まず、規約やルールを読まない。そして1つの特徴としては、こうした彼らのほとんどが15歳~25歳未満であった。
「賞金付き大会」は一長一短なのだ。そして、多くのプレイヤーが望んでいることは「多くの人が楽しめる(そこまでガチではない)フォートナイトの大会自体の開催そのもの」であることも分かった。
総括
最後に今回の大会の開催を経て、改めて分かった「フォートナイト」と「大会」の現状について簡単にまとめた。
- 15歳~25歳未満のプレイヤーの質が悪い傾向にある。
※もちろん全てではない。 - 賞金は人を集めるのには効果的であるが、参加者の質は下がる。
- 25歳以上のプレイヤーや精神が成熟している「おとな」は、大勢で集まってフォートナイトをプレイする機会を欲している。
終わりに
今回の記事がフォートナイトの大会を開きたい方々の参考になれば、それが一番嬉しい。