「Fortnite」「PUBG」「Apex Legends」の「カスタムマッチ(プライベートマッチ、トーナメントマッチ)」について、「何が出来て、何が出来ないのか?」「利用するにはどうすればいいのか?」をまとめてみた。
カスタムマッチ(プライベートマッチ、トーナメントマッチ)とは
超絶簡単に言うと、プレイヤー自身が自由に試合を作ることができるモノだ。(勿論制限はある)
- 参加者を限定する
- アイテムスポーン率を調整する
- 色々な視点で撮影する
・・・などなど
多くのesportsの大会は、このモードを使用している。
なお、ゲームタイトルにより「カスタムマッチ」「プライベートマッチ」「トーナメントマッチ」と呼び方が異なるので注意が必要だ。
Fortnite
プライベートマッチで出来ること
ルームを作り参加者を集うなど、必要最低限のプライベートマッチとしての機能は持ち合わせているが、他では使えても「Fortnite」では使えない機能もある。
プライベートマッチを行うには
詳細は以下の公式を参照してほしい。
重要ポイント
- プライベートマッチを開催できるライセンスが必要。
- ホストとプレイヤー全員が同じ地域でプレイしていること。
- ストームや武器のドロップ率は調整できない。
- 神視点はEpic主催の大会でしか”絶対に”使用できない。(プレイヤー視点の切り替えは可能)
▼天から見下ろすことができることから「神視点」と呼ばれる
ライセンスを手に入れるには
1つが、コミュニティでイベントを開催するごとに「イベントライセンス」を申請する方法。
もう1つが、「クリエイターサポートプログラム」に承認してもらい、あとはひたすらライセンスが発行されるのを待つ方法だ。
2020年5月28日現在、「クリエイターサポートプログラム」の新規申し込みは停止している。
※追記 2020年12月1日より申し込み窓口復活
クリエイターサポートプログラムの申請条件
- 少なくとも1つのメジャーなソーシャルプラットフォームで、フォロワーが1,000人以上いること
- アフィリエイト契約書に同意しクリエイター行動規範を遵守すること
- Epicがサポートする形式で支払を受け取れること
SNSフォロワーは、TwitterやInstagramのフォロワーはもちろん、YouTubeのチャンネル登録者数も含まれる。
Fortniteのプライベートマッチは意外にハードルが高い。
PUBG
カスタムマッチで出来ること
- 多種多様なモードを選択できる。
一般的な「ノーマルモード」、リスポーン有りの「WAR MODE」、エンタメ性の高い「ゾンビモード」、公式大会の設定でプレイできる「eスポーツモード」がある。 - ルール設定も自由に設定できる。
アイテムスポーン率、ブルーゾーン設定、レッドゾーンの有無など - 神視点や視点切り替えが可能。(難しいが・・・)
カスタムマッチを行うには
- ソフト購入者は利用出来る(Steamで3,300円)
- 最低参加人数は4人(恐らくオブザーバー抜きの人数)
- 動画や配信で散見される「1vs1」は、公認のプレイヤーのみが利用できる模様
PUBGのカスタムマッチのハードルは非常に低い。
Apex Legends
トーナメントマッチで出来ること
このようにトーナメントマッチは大会や練習に使うことが出来る。ある程度規模のある大会とそのスクリムで開設されることが多い。
トーナメントマッチに参加するには、Apex Legendsで一定の認知度もしくは、実力が必要だ。トーナメントマッチを開催する以前に、トーナメントマッチに触れること自体非常に難しいのだ。
カスタムマッチを行うには
現状、トーナメントマッチを開催できる人は日本では見当たらない。
一般に解放されるには、もう少し時間がかかりそうだ・・・
最後に
各ゲーム会社にとっては難しいことかもしれないが、esportsを盛り上げる為には、カスタムマッチの普及は必須だ。
人々が大会に馴染み、切磋琢磨できる環境となりえるからだ。
より広く、より多くの人がカスタムマッチに触れられることを筆者は望む。