今回はゲームのタイトルやキャラクターなどの画像をYouTubeやブログで使用することは問題ないのかを調べてみた。
はじめに
YouTubeやブログを視聴者により分かりやすく伝えるには、目で見て理解できる画像を使用することが一番効果的である。
しかし、画像にも当然規約や著作権が存在する。
そこで今回は特にゲームというジャンルに絞り、画像を使用するためのルールを「企業ロゴ」「タイトルやゲーム内要素」の2つの観点から紹介する。
調査対象
上記のティア表にランクインしている海外と日本で特に関心を持たれ、また多くの人に視聴されているタイトルとそのパブリッシャーに焦点を当てた。
調査企業
- Electronic Arts
- Epic Games
- Riot Games
- Valve
- Ubisoft
- Activision Blizzard
- 任天堂
- CAPCOM
調査タイトル
- Apex Legends
- Fortnite
- League of Legends
- CS:GO
- Rainbow Six Siege
- Call of Duty
- 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
- Street Fighter V
企業ロゴの使用
各社サイトの記載、または問い合わせてみた結果、今回調査した8社の全てで企業のロゴは使用できないことが分かった。
その理由としては、特にサムネやアイキャッチなどに使用される場合、コンテンツに対して企業が公式に許可を出しているように誤認される恐れがあることが挙げられる。
実際インターネット上では、こうした企業のロゴやトレードマークの画像は色々なところで出回っているがその多くは許可を得ている訳ではない。
タイトルやゲーム内要素の使用
タイトルのロゴやトレードマークに関しては非常にグレーである。
厳密にそれらの使用を禁止する文言もないが、許可する文言もない。ただ、全ての企業でタイトルロゴをそのコンテンツや企業を貶めるような形で使用することは禁止されている。
また、ゲームを使った動画投稿や配信などが許可されている場合は、自身がゲーム内で撮影したスクリーンショットなどは使用しても問題ないと考えられる。
Electronic Artsの場合
問い合わせた結果、コンテンツや会社への誹謗中傷など不適切な利用でないならば、ブログなどでの利用で許可を取る必要はないとの事だった。
しかし、第三者の権利も関与しているコンテンツに関しては、別途確認は必要。
公式が素材を提供している場合
Activision Blizzardのタイトル、League of Legends、VALORANT、Fortniteは公式がAsset Packとして、実際に使える素材を配布している。ただ、これにも使用する際には細かな決まり事が存在する。
Activision Blizzard
⇩注意事項
League of Legends & VALORANT
⇩注意事項
Fortnite
⇩注意事項
終わりに
調査結果から分かったことは、ゲームプレイの動画投稿や配信同様に、YouTubeやブログでのゲームタイトルやゲーム内要素の画像使用もグレーであるということだ。
そんな中で我々は使わせてもらっているので、企業やタイトルに対しての配慮は忘れてはならない。