Mixer閉鎖に伴い移動を余儀なくされた「Ninja」と「Shroud」。そしてTwitchを永久BANされた「Dr Disrespect」。3人の最近の動向をデータを元に紹介する。
はじめに
「Mixer」が閉鎖され、「Ninja」と「Shroud」がどのプラットフォームに移籍するのかが関心の的になっていた。その最中、「Dr Disrespect」が突如Twitchを永久BANされる事件が起こった。
これ以後、彼ら3人の動向はeスポーツやストリーマー界隈では非常に注目されている。そして遂に彼らは次のステップへの第一歩を踏み出した。
今回は「Ninja」、「Shroud」、「Dr Disrespect」のその後をまとめてみた。
Ninja
最も早く動き始めたのは「Ninja」だ。
2020年7月9日に「YouTube」にて配信を行った。その時の同時視聴者数は14.1万人と高い水準であった。また2020年8月5日には「Twitch」でも配信を行い、9.7万人の人を集めた。単純な数字だけで比較すれば、「YouTube」の方が人を集めていると言える。
現状では「YouTube」と「Twitch」のどちらとも独占契約は結んでいない。
とても高い同時視聴者数ではあるものの、各プラットフォームで起きている同時視聴者数のインフレを考えるとネームバリューの割には少ない気がする。
プレイタイトルは相変わらず「Fortnite」がメインであるが、「CoD:MW」や「VALORANT」もプレイしている。「Team Ninja」として大会にも出場している。
Shroud
「Shroud」は「Twitch」と独占契約を結び、2020年8月12日に「Twitch」に戻ってきた。
最高同時視聴者数は51.6万人と、個人が出した数字では2020年でトップクラス。多くの人が彼を待っていたことが分かるだろう。Mixer所属時にはTwitchで彼のミラー配信が行われていた程だ。
最近はほとんど毎日配信しており、平均的に9万弱くらいの最高同時視聴者数で安定している。主に「VALORANT」をプレイしている。
ひげ面になって戻ってきた時には少し驚いた。これも彼の新たなスタイルなのかもしれない。
Dr Disrespect
もう二度と「Twitch」には帰れない「Dr Disrespect」は、「YouTube」で成功を収めている。
復帰後の「YouTube」初配信では、初めてのプラットフォームであるにも関わらず、51.7万人の最高同時視聴者数を叩き出した。彼も「Ninja」同様に独占契約には至っていない。
「CoD:MW」と「Fall Guys」を最近はプレイしている。相変わらずのキレ芸だが、少しマイルドになったような気もする。
依然「永久BAN」の真相は明らかになっていない。彼のインタビューによると彼自身も理由は分からないそうだ。その真相を知る者は未だに極一部だけであり、彼等も非常にセンシティブな内容ゆえに話せないといった態度を取り続けている。
今後の注目ポイント
- 「Ninja」や「Dr Disrespect」はプラットフォームと独占契約を結ぶのか?
- 彼らがいなかった期間に非常に力を付けた配信者達とどのように渡り合うのか?そしてどう協力していくのだろうか?
世界的に異様なレベルで伸びつつある「ライブ配信」。今後どの様に変化していくのかは注目は必須と言える。